【ロイヤル・ダッチ・シェル】RDSAとRDSBの違いを徹底解説

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RDSAとRDSBの違いを徹底解説

ロイヤル・ダッチ・シェルの株には、【RDSA】と【RDSB】の2種類があります。

同じ会社なのになぜ2種類あるのか疑問を持たれる方も多いかと思います。

本日はロイヤル・ダッチ・シェル株の【RDSA】と【RDSB】の違いについて紹介していきます。

ロイヤル・ダッチ・シェルってどんな会社?

本題に入る前にロイヤル・ダッチ・シェルがどんな会社かをご紹介します。

ロイヤル・ダッチ・シェルは、オランダのハーグに本拠地を置くオランダとイギリスの石油会社です。

石油会社の中でもメジャーで主にヨーロッパで高いシェアを持っています。

黄色い貝殻のガソリンスタンドと言えば分かる方も多いかと思います。

元々、ロイヤルダッチはオランダの会社、シェルはイギリスの会社と別々の会社でした。

1907年にライバル社であるスタンダード・オイル(現:エクソン・モービル)とのシェア争いに勝つために業務連携。

そして、2005年に98年間続いた2社連携の状態に終止符が打たれ、両者は合併して単一の法人である今のロイヤル・ダッチ・シェルとなりました

【RDSA】と【RDSB】の違いについて

RDSAとRDSBの株価

ずばり、【RDSA】と【RDSB】の違いはオランダ株かイギリス株かです。

【RDSA】がオランダ株、【RDSB】がイギリス株となっています。

同じ会社の株ということもあり、株価や値動きはほとんど同じです。

2020年4月時点だと【RDSA】は36ドル、【RDSB】は34.5ドルほどです。

配当利回りについてもほとんど差はありません。

【RDSA】と【RDSB】のどちらがおすすめか?

【RDSA】と【RDSB】のどちらを買えば良いか迷われている方も多いかと思います。

多くの方に購入をおすすめできるのは【RDSB】です。

その理由は、源泉徴収の違いにあります。

【RDSA】はオランダ株なので源泉徴収税額が15%とられます。

一方、【RDSB】はイギリス株なので源泉徴収を取られません

【RDSA】の源泉徴収15%は確定申告をしたら戻ってきますが、全額は戻ってきません。

確定申告の手間や全額戻ってこないことを考えると【RDSB】がおすすめです。

日本の源泉徴収20.315%はどちらもとられます。

まとめ

以上、ロイヤル・ダッチ・シェル株の【RDSA】と【RDSB】の違いについて紹介しました。

株価の下落が続いていますが、長年減配を行わず高配当を維持しています。

ESG投資が広がっている上にボラリティが高い銘柄ということで万人におすすめしにくいです。

しかし、配当利回りは10%超えていることもあり配当重視に投資をしているのなら候補に挙げられる銘柄です。

私も減配やさらなる株価下落を覚悟した上で購入しました。

みなさんもこれらのことを考慮し、検討されてみてください

▼RDSBの銘柄分析と購入理由について紹介しています

べーやん

べーやん

九州在住、会社員。会社員の傍ら、世界中を旅しています。"今"を楽しみつつ貯蓄して、年間貯金額400万円を達成。 当ブログでは、資産運用、株主優待、生活、買ったものなどについて紹介しています。

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