バンガード米国高配当株ETF【VYM】の特徴まとめ!積立購入にお勧めのETFです

VYM

米国投資を始めたいが、どの銘柄に投資をしていいのか?

という疑問を持たれている方も多いかと思います。

そんな方のために、高配当の米国株に投資するETFであるバンガード社の【VYM】を紹介します。

【VYM】は、投資初心者からベテランまでと幅広い層におすすめできるETFの一つです。

この記事では、

  • 【VYM】をおすすめできる人
  • 特徴と概要
  • どんなセクターに投資をしているのか
  • どんな銘柄が含まれているのか
  • 運用実績
  • 私が購入している理由

について説明していきます。

この記事を読むことで、【VYM】とはどんなETFなのかが理解できますので、ぜひご一読。

【VYM】をおすすめしたい方

【VYM】は、下記のような方におすすめです。

おすすめしたい方

  • 高配当株投資を行っている
  • 米国の幅広い企業に分散投資をしたい
  • 低コストのETFを探している
  • どの銘柄に投資をしていいか分からない

【VYM】とは?概要と特徴

【VYM】概要(2018年9月時点)
ETF名称(日本)バンガード米国高配当株式ETF
ETF名称(米国)Vanguard High dividend Yield ETF
ティッカーVYM
ベンチマークFTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス
上場取引所NYSE Arca
純資産総額約21,608.9百万ドル
経費率0.08%
配当利回り2.88%
配当日年4回(3月/6月/9月/12月)
構成銘柄数384銘柄
設定日2006年11月

【VYM】はバンガード社の米国高配当株ETFです。

FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックスをベンチマークとしています。

ハイディビデンド・イールド・インデックスとは、大型株の中でも予想配当利回りが市場平均を上回る大型銘柄で構成しているベンチマークです。

構成銘柄数は384銘柄と、他の米国高配当ETFである【HDV】、【VIG】、【SDY】と比べて、多くの銘柄を組み入れています。

【VYM】に投資することで幅広い銘柄に分散投資をすることになります。

配当日は3月、6月、9月、12月の年4回で、配当利回りが2.88%、経費率が0.08%となっています。

一昔前は、配当利回りが3.0%近くありましたが、ここ最近は3.0%を切っています。

他の高配当ETFが3%を超えているので、現在は少し割高かもしれません。

【VYM】の特徴を一言で表すなら、米国の高配当銘柄に分散投資できるコストパフォマンスが優れたETFです。

尚、【VYM】の配当金推移について、配当利回りは少し低めとなっています。

バンガード高配当米国ETF【VYM】の配当金推移

2017.06.18

【VYM】のセクター別の構成比率

【VYM】のセクター別の構成比率は以下のとおりです。(2018年9月時点)

セクター構成比率
テクノロジー17.0%
金融14.2%
ヘルスケア12.9%
資本財12.7%
消費財12.5%
石油・ガス9.3%
公益7.3%
消費者サービス5.9%
通信サービス4.5%
素材3.7%

「テクノロジー」、「金融」、「ヘルスケア」、「資本財」、「消費財」が上位5位を占めています。

上のセクターの比率にあまり差がなく、幅広いセクターで構成されています。

「ヘルスケア」、「消費財」は、好景気時に弱く不況時にも強い、ディフェンシブなセクターです。

一方で、「金融」、「テクノロジー」、「資本財」は好景気時には強いですが、不況時には弱いといった特徴があります。

【VYM】は不況時に弱いと思われがちですが、ご覧の通り幅広いセクターで構成されているので心配いらないかと。

保有上位10位銘柄

【VYM】が保有している上位10位銘柄は以下のとおりです。(2018年9月時点)

銘柄名ティッカー構成比
JP・モルガン・チェースJPM3.81%
ジョンソンエンドジョンソンJNJ3.48%
エクソン・モービルXOM3.38%
ウェルズファーゴWFC2.46%
シェブロンCVX2.35%
AT&TT2.27%
ファイザーPFE2.27%
インテルINTC2.19%
ベライゾン・コミュニケーションズVZ2.09%
シスコ・システムズCSCO2.00%

上位10銘柄が全体の26.3%を占めています

上位銘柄には、馴染みがある世界的な大企業の名前が並んでいます。

いづれの企業も高配当かつ増配を続けているので、今後の増配にも期待できるます。

また、売買回転率9%と低く、構成銘柄、比率の動きが少ないETFです。

マイクロソフトが構成銘柄から外れました
長年保有1位だったマイクロソフトが構成銘柄が2018年夏に構成銘柄から外れました。
マイクロソフトに変わり、JP・モルガン・チェースが1位となっています。
外された理由は、利回りが低くなったからだと考えられます。

運用実績とチャート

【VYM】の設立からのチャートとパフォーマンスは以下のとおりです。
(画像はETF.COMより)
VYMのチャート

2008年のリーマン・ショック時に、株価が約半値近くまで下げています。

それ以降は右肩上がりで成長を続け、2018年1月には最高値を更新しています。

米国大型株500社の指数であるS&P500、同じ米国高配当ETFである【HDV】の株価を比較してみました。

VYMのチャート比較

株価を過去5年間で、【VYM】は53.81%、S&P500は75.28%、【HDV】は35.87%上昇しています。

S&P500と比較すると、パフォーマンスが劣りますが、配当を考えるとあまり変わらないかと。

配当金を再投資していくことで、S&P500より良いパフォーマンスを出すことができるはずです。

【HDV】と比較すると、【VYM】のほうが優れたパフォーマンスです。

同じ高配当ETFでも、構成セクターや構成銘柄が異なるためパフォーマンスにも違いが出ています。

楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(楽天VYM)について

楽天VYM
2018年1月に「楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド」が登場しました。

バンガード・グループが運用しているETFに投資対象とするインデックス型投資信託「楽天・バンガード・ファンド」シリーズの1つで楽天VTMとも呼ばれています。

【VYM】と同じ「FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス」がベンチマークとなっています。

一言で言えば、【VYM】が投資信託になったようなものです。

楽天VYMは、他の投資信託と同様に、円貨決済、少額購入、自動積立が可能となります。

気になるコストですが、信託報酬は0.2096%と抵コストになっています。

米国投資は敷居が高いという人にとっては、魅力的に感じる商品かもしれません。

【VYM】との最大の違いは、配当金は支払われず、再投資されることです。

【VYM】の魅力が失っているため、個人的にはあまりおすすめできない商品となります。

楽天VYMは、米国の源泉徴収10%だけが引かれて、再投資されるので税制的な面で有利だという利点もあります。

確かに、税制を考えると本家【VYM】より、リターンが良くなるはずですが、本当にそうなるのかという懸念があります。

また、現時点では実質コストが分かっておらず、コストが膨らむことも考えられます。

登場したばかりの商品であり、まだ不明瞭な点が多々あります。

これらの懸念が払拭されるまでは、しばらく様子をみることをおすすめします。

私が【VYM】を選んだ理由

私は「インデックス銘柄を中心に長期投資」、「高配当銘柄を中心に投資を行う」を投資方針としています。

【2018年】インデックス投資家の投資方針

2018.01.21

投資方針にあった米国ETFを探していた所、【VYM】とiシェアーズ・コア米国高配当株ETF【HDV】が候補に挙がりました。

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2017.07.04

【HDV】はブラックロック社から販売されている米国高配当ETFで、【VYM】と非常に似ている特徴を持っています。

【VYM】と【HDV】の主な違いは以下のとおりです

【VYM】と【HDV】の主な違い

  • 構成銘柄数が【VYM】は約400銘柄に対して【HDV】は約74銘柄
  • 配当利回りが【VYM】が約2.88%に対して【HDV】は約3.43%
  • 売買回転率が【VYM】が約9%に対して【HDV】は約49%
  • 【VYM】はテクノロジーセクター、金融の比率が高く、【HDV】は生活必需品、エネルギーセクターの比率が高い

配当利回りでは、【HDV】に軍配が上がります。

一方で、過去5年のパフォーマンスは【VYM】が53.81%、【HDV】は35.87%と、【VYM】が勝っています。

また、【VYM】は約400銘柄と【HDV】の約70銘柄を大きく上回っており、幅広い銘柄に分散投資することが可能です。

米国の幅広い銘柄に分散投資をできるインカムゲインとキャピタルゲインの両方を狙えるという点から【VYM】を購入することに決めました。

正直な所、甲乙つけがたい素晴らしいETFなので好みで購入しても良いかと思います。

※2017年9月追記
現在は、【VYM】、【HDV】の2つを保有しています。

当初、同じ米国高配当ETFで、非常に似た内容のETFをどちらも保有する必要はないと考えていました。

改めて考えてみると、セクター構成が大きくなることから両方共保有することでより分散投資ができるのではと考え、【HDV】も購入することにしました。

まとめ

以上、バンガード社の米国高配当ETF【VYM】の紹介でした。

【VYM】は、分配金を再投資しながら長期保有を考えている人にお勧めのETFです。

暴落時には他の銘柄と同様に下落はしますが、リーマン・ショックを乗り越えた実績があるので安心して投資を行えるのではないでしょうか。

【VYM】を購入される方は、暴落時にも淡々と購入を続けていくという強い覚悟をもって長期保有をしましょう。

そうすれば、きっと成果を出してくれるはずです。

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